〔1-5〕 L.A.P.D. ( LAggooncity Police Department )
ラグーンシティ警察
本部 第4課(UNIT 4 ) 街の治安維持を請け負うセクション
配備執行日:2015年 ○月●日
隊員氏名: woody pacino
資格: SHERIFF(治安保安官)
なにがしたいという想いも無く、
こうありたいという目標も無く、
ただし、気になることは夢中になる性格だったなぁ。
うん、今でもそうかもね。
親は有数の木材問屋のオーナー。山も自分が知らないほど持っているこどだけは知っている。
だから産まれてこのかた、お金に困ったことが無い。
山にも興味が無い訳でなく、木にも愛着が無い訳でもなく、子供のころから山に入って、遊びがてら周りの大人の木こりたちの手伝いをしてきたから、普通に知っているし、普通に手伝える。
けど、おやじの仕事は山の仕事でなく、どちらかといえば営業。
ようはおっさんたちの接待仕事。
たまに接待される側になる。 そんな仕事。 もう何十年も同じ仕組み、、、
こんなことばかりを、思春期から見るに付け、本当にオヤジの仕事が嫌になった。
かといって特にやる気も無い自分は、ただ親に言われるまま、何となく生きてきたのかもしれない。
その全てが納得できないけど、ただ何も得にやる気も無く、こなしてきたに過ぎない。
ついでに言うと、今住んでいるラグーンシティだって、実際来るまで全く聞いたことが無かった。
流行りに敏感でもなくかといってそれほど鈍感でもなく、都会嗜好でもなく田舎嗜好でもない。
そんな自分には住む場所はどうでも良かったのかも。
ただ何か、自分の実家周辺から、そして木材ビジネスからは出たかった自分にとっては、好都合であったことは間違いない。
ここには、あるオヤジの野望がある。 政治である。
将来的には自分にこの街の市長になって欲しいらしい。
そのために、裏金は万端準備する。みたいなことまで言ってた。
オヤジは、知り合いの怪しい政治ロビイストと組んで、この街の権力に収まろうと、色々算段しているらしい。
相変わらずそういうことは一生懸命になる人なんだな。
実際、自分だって別に息子として期待して、こんなことさしているわけでないことも、子供ころから知っている。
単に何でも言うこと聞く、アホな兵隊の一人に過ぎないなんだろうな。
でも、それを利用して何となく生きている自分も、同じ穴のムジナなのかもしれない。
オヤジは俺に口をすっぱくして言う
「おまえは街の保安官として、人に良いことをして人気を得るのだ。それがおまえの仕事だ。きちんとまじめに先ずは人気保安官になれ!!」
はっきり言うけど、自分はそこまでお人好しじゃないぜ。
自分だって野望がある。小さいことだけど、、、
まぁ、ある程度は真面目にするが。
この保安官バッジを着けてれば、色々なメリットもある。
そこらの商店は顔出してやれば、お勘定は払わなくて良いし。(まぁ厳密には、毎回財布忘れたふりしてるのだが)
お気に入りの女の子の前ではヒーローになれ、モテたりする。
そんなメリット無ければ、やってられないぜこんな仕事。。。