Report レポート報告

〔1-3〕 ロドリゲス・マックサンダー回想録

Laggoon City 〜砂漠の夢の街〜
2016年04月07日

ここbombo claat corporation の社屋の屋上からラグーンシティを眺めるのがいつだって大好きだ。

sabaku maci

自分はここの街が大好きだ。
自分が一から、砂漠で何もなかったあの荒れた乾いた大地から、人々が快適に住めるようにまで創り上げたのだ。
思い出す年齢から既に、何か新しい者を創るのが大好きだった。

子供のころは、他のやつがテレビゲームに講じているのに、自分は伯父さんが、見事な手つきで操る工具が大好きだった。

そんな道具を、叔父の真似して、子供のころから思いついたものを、ゴミやらジャンク道具を拾って来ては、武器やら車やら、自分が興味があるものを創り続けた。

今までの仕事もそうだ。
結局、何か自分がこうしたいと思って、ただそれを創りたいから創ってきた。

そんな繰り返しが共通性の無い、ランダムにも見える自分が持っている、全ての企業の様なのだ。

思えば、最初は単に新しい究極なものを作りたくて、遺伝子研究所を設立しようとしたら、政府が許可をくれなかった。

どこの街やら市へアプローチしても断られた。
何か得体の知れないやつが、得体の知れないことをしようしている、とだけ判断されたようだ。

いつだって自分は、人がしないような新しいことを目指してきた。
だから、こうやって理解されないことはかなり慣れたつもりだったが、いい加減ここまで無視されると、堪忍袋の緒もとっくに切れてどこかに置き忘れてしまっている状態だった。

そこからは半分意地に近い状態で、この構想を自分が先頭に立ち、時には他グループ事業に支障をきたしても、ここの計画を第一優先に進めてきた。

周りのもの、側近、みんな自分を気違い扱いするほど、自分はこれに没頭してきた。
そして遂に、唯一のこの夢の研究所設立の可能性を見いだした。

国境地帯の砂漠の、何もないこの荒れ地を開発した業者には、特例処置が政府から与えられるらしい。

当然、水も何もないこの場所に、人が住める環境を作るには、考えられない資金と、時間と知恵が無ければ難しいだろう。

ただし、自分が持っている現在の企業力をすべて持ってすれば、なんとか可能ではないか?と何故か思ってしまった。

sabaku yuuhi

そして突貫に継ぐ突貫工事、当然経費も倍々増して襲ってきた。

おまけに水も電気も無いので、新ライフライン、及びインフラ構想を立案して、電気エネルギーは、砂漠の昼と夜の熱の寒暖差で変態する、特定金属物質の特質を利用して、電気を起こすことに成功した。

水も朝に一斉に砂の中から空気中に放たれる蒸気をため、それを一気に冷やし水を取る方法で、主な水源を確保するようにした。

この計画がまた、予算を一気に増大させた最大の原因でもあったことは、今ならはっきりわかる。
通常、10年かかると見られていたこの街の基礎部分の開発を、なんと3年で終わらせた。
そして派手な経費を使い、派手な広告で、安全で進歩的な街というイメージで、中流階級層に一大キャンペーンをぶちあげた。

もちろんそのPRの代理店は、某国の大統領選のキャンペーン戦略マネージメントをするほどの有名代理店を起用した。

キャンペーンは大成功を収め、そのときにしたら非常に安いと言われる価格設定で売り出したこともあり、殆どの住宅区分はなんと2時間で売り切れた。

そして第二次開発区域も10日間後、第三次計画においては、もう立案する前から、その権利をファンド化して売買始める証券界社やら投資機関も現れ、ちょっとした社会現象にもなったものだ。

自分は全てが、大きな出費もありながらも、大きな回収がすでに見込めていると安心しきっていた。

ただし、今から思うと、既に無駄な上に無駄を超した開発を続け、さらには突貫工事のつけが出回り、街のあっちこっちが壊れたり、道に大きな穴があいたりして荒れてきたらしい。
経費ばかりかかると聞いた。
当初は市民の憩いの場所であった公園に、先週に久々に行ってみたら目を疑った。

ただのゴミ溜め野原と荒れ地だった。
樹々は水が与えられず枯れ果て、立ち枯れしたその樹々が西日を背景に、寂しそうな亡霊のように、ただそこに吊っ立ってた。
どういうことだ??!
ここ最近、ラグーンシティは大変な財政危機に陥っていると聞いた。
この愛すべき街は絶対、つぶさない。
自分の全てをかけてきたのだ。

migikatasagari

全てを失ってまでも創りだしてきたものを全て捧げて、創りだした俺の命なのだ。

この街と研究所は、自分が、ここから地球の反対側で自分のしたいことに没頭してお金儲けに講じていたときに、愛すべき自分の息子が亡くなったのだ。

自分を探して、約束したはずだからと、ずっと外で待ち続け、愛すべき小さな自分の天使は、近くに通った車が、自分の車だと間違えて道路に飛び出たのだ。

彼を殺したのは、自分だと責め続け、酒に溺れた日々も多かった。

 

でもそんなとき、テレビから流れる子供向けのアニメのキャラクターがこういった台詞が、耳にすっと飛び込んだ

「大丈夫だよ。遺伝子さえあれば、いつだって君の友達を生き返らせてあげるよ!」
ん?! 遺伝子で??

待っていろよ、俺が絶対に闇から戻してやる。。。

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